クリスチャン・ラッセン (クリスチャン・ラッセン)

プロフィール
クリスチャン・ラッセン(1956〜)は、アメリカ・カリフォルニア州出身の画家です。ハワイの海にインスパイアされたマリンアートで、バブル時代の日本において高い人気を得ていました。青を基調とした極彩色の幻想的な作風が特徴で、なかでもイルカをモチーフとした作品が人気です。

Career

経歴

1956年
アメリカに生まれる。11歳の時にハワイ・マウイ島へ家族で移住。
1976年
作品の発表を始める。
1983年
国連クリーンオーシャンキャンペーンのイメージアート「サンクチュアリ」を制作。
1989年
ホノルルマラソン公式アーティストに選定される。
1990年
環境保護団体「シービジョン財団」設立。
1992年
自身の作品「サンクチュアリ」が国連記念切手となる。
1996年
映画「フリッパー」の公式ポスター制作。
1998年
「国際海洋年1998」の公式ポスターを制作する。
2015年
画業40周年記念カタログレゾネ「LASSEN」を刊行。

Infomation

作者について

01 クリスチャン・ラッセンについて

クリスチャン・ラッセン(1956〜)は、アメリカ・カリフォルニア州出身の画家です。ハワイの海にインスパイアされたマリンアートで、バブル時代の日本において高い人気を得ていました。青を基調とした極彩色の幻想的な作風が特徴で、なかでもイルカをモチーフとした作品が人気です。

今回は、クリスチャンラッセンの魅力や、作品の特徴ついてご紹介いたします。

02 ラッセンの魅力は極彩色で描かれた幻想的なマリンアート

クリスチャン・ラッセンの魅力は、青を基調とした鮮やかな「海」を題材とした作品でしょう。小さい頃移り住んだハワイの海をベースに、躍動するイルカやシャチ、色鮮やかな熱帯魚が織りなす海中世界が、水面のきらめきや波の水しぶき一つひとつまで繊細に描かれています。
その幻想的な作風が、80年代から90年代にかけて、若者を中心に爆発的な人気を博しました。

03 ラッセン作品の種類について

一般的に販売されているラッセンの作品は、大きく分けて版画・ユニーク・原画の3つがあります。買取評価は原画>ユニーク>版画の順で高くなります。

1. 版画

ラッセンの版画は、製作時期によって、シルクスクリーン・キャンバスエディション・ラッセングラフという、異なる技法で刷られています。

初期のシルクスクリーン作品には、マージン(余白の部分)にサインが書かれているのが特徴です。

中期のキャンバスエディションは、ラッセンギャラリーで「アイリス・オン・キャンバス」と呼ばれている技法です。ボードではなくキャンバス地に刷られた作品です。
ラッセンのキャンバスエディションには、手彩色が加えられていることがほとんど、作品詳細には「ミックスドメディア+手彩」などと明記されています。

ラッセングラフは現在ラッセン作品で最も用いられている技法です。ツルツルとしたボードに刷り、手彩を加えた作品で、写真のような光沢が特徴です。
保証書に記載された技法の表現方法が販売元によって異なります。


2. ユニーク原画・デラックスユニーク

ユニーク原画とは、版画の上にラッセン自らが手彩色を加えた作品です。
デラックスユニークは、キャンバスエディションで刷られた版画全体に、透明彩色を施すことで立体感を加えた作品です。
「ミックスドメディア+手彩」「ラッセングラフ+手彩」と称されているものは、ユニーク原画と捉えてよいでしょう。

原画扱いとなるため、シリアルナンバーではなく作品番号が振られています。

3. 原画(オリジナル)

キャンバス、またはボードにアクリル絵の具・エアブラシで描かれたものと、紙に水彩絵の具で描かれたものがあります。
版画・ユニーク原画に比べると市場に出回っている数が少なく、特にキャンバス作品は希少です。
オリジナルにはタイトルのあとに管理番号が明記されています。

04 ラッセンの代名詞といえばイルカモチーフ

ラッセン作品のなかでもとくに人気が高いのは、イルカをモチーフとした作品でしょう。丁寧に描かれたイルカの愛らしい表情やなめらかな質感、躍動感溢れる構図からは、今にもイルカの息遣いが聞こえてきそうな臨場感があります。
最近では、満開の桜のなか、輝く満月に向かって飛び立つような2匹のイルカが描かれた「サクラファンタジー」が人気です。

最近ではディズニーキャラクターを描いた作品が人気

ラッセン特有の美しい海や自然風景をバックに描かれたディズニーキャラクターの作品は、従来のラッセンファンだけでなく、ディズニーファンからも人気が高い作品です。

05 作品を保管する際は湿度と酸化に注意

ラッセンの作品は、紙に印刷された版画、またはアクリル絵の具や水彩で描かれた原画がほとんどです。紙の作品は湿気に弱く、キャンバスに描かれた油絵よりも劣化しやすいため、湿度と温度には注意が必要です。
作品を飾る場合は直射日光を避け、室内温度15〜24℃、湿度50%以内を維持しましょう。額装する際は、紙の酸化を防ぐために、作品サイズに合わせたマット紙を使用します。

作品を保管する際は、トレーシングペーパーなどの中性紙で挟み、できれば桐の箱にしまっておくのがおすすめです。

06 ラッセン作品の査定なら専門家への依頼がおすすめ

ラッセン作品は、高額でやり取りされていた80年代〜90年代をピークに、現在は価格も落ち着いてきています。
しかし、未だに根強いラッセンファンは多く、現在でも日本で定期的に個展が開催されています。

ご自宅にあるラッセン作品が、どれくらいの価値があるものなのかを知るためには、専門の鑑定士に依頼することをおすすめします。
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